アテネの風~盲人ランナー高橋勇市の軌跡
著者:吉木稔朗
「あきたこまち」とともに育った少年時代、シドニーパラリンピック疲労骨折、アテネパラリンピックで流した金色の涙…。
盲人ランナー高橋勇市が、アテネパラリンピックで金メダルを取るまでの波乱に満ちたストーリー。
勇気と感動の一冊。
「高橋勇市君なら金メダルを取ると信じていました。そこに至るまで多くの困難を乗り越えてきたということをこの本を読んで知り感動しました。これからもみんなに勇気と希望を与え続けてください。」小出義雄
【プロフィール】
高橋勇市
1965年生まれ。秋田県横手市出身。
網膜色素変性症という難病により高校時代から視力が低下し、34歳で完全に失明。2000年のシドニーパラリンピックのマラソンを目指すが、選考会を前に疲労骨折。
3ヵ月の入院後、リハビリを経て再起。
2004年アテネパラリンピック男子フルマラソン(視覚障害1)で金メダル獲得。
(2時間44分24秒)
高橋勇市さんがアンバサダー(親善大使)を務めている障がい者スポーツ応援プロジェクト「DREAM AS ONE.」のHPはこちらにて
【目次】
第1章 世界最高記録を目指して
第2章 『あきたこまち』とともに育った少年時代
第3章 ランニングとの再会そして初マラソン
第4章 チームU1(勇市)とアトミクラブの仲間たち
第5章 シドニーパラリンピック疲労骨折で選考会を断念そして復活
第6章 勇市が走ったレース
第7章 バリアフリーを目指して秋田内陸100キロメートルの署名活動
第8章 ダブルの喜びからトリプルの喜びへ
第9章 アテネパラリンピックへの道のり
第10章 アテネパラリンピックで流した金色の涙
【書籍情報】
判型:四六判並製
頁数:224ページ
ISBN978-4-88144-012-8