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Books -出版物-

善意立国論:ふるさと納税型クラウドファンディングが拓く「日本創生」の未来

著者:川崎 貴聖

いま変わりつつある『ふるさと納税』の先にある日本型寄付市場の姿とは?

本書が、ふるさと納税型クラウドファンディングに関係する
自治体様、企業様、寄付者様の意思決定の一助になれば幸いです。

2016年度にはふるさと納税制度を通じた寄付は、日本の寄付全体の4割弱を占める存在に達し、すでに単一の寄付手段としては最大のものとなりました。

しかしながら、これまでのふるさと納税市場は、目的や計画は曖昧で、ふるさと納税の見返り=返礼品が寄付を誘発する面が否めませんでした。

上記の状況でしたが、2017年には総務省の指導が入るようになり、結果として返礼品頼みの寄付から寄付目的による寄付文化へのシフトが始まりました。

いま、日本の寄付市場の最大部分を占めるようになったふるさと納税市場が、寄付目的が主導する市場へと、本来目指すべき姿へと、徐々に衣替えを始めています。

ふるさと納税市場は、どう進化していくのか?
・寄付者の行動はどのように変わるか?
・自治体はどのような方向転換を迫られるのか?
・自治体はどのように企業を活用すべきか?
・当面はどのような実務が自治体と企業に求められるのか?
・自治体の中期的な課題は何になるのか?
・仮想通貨は寄付市場をどのように変えうるか?

地殻変動に付随するこうした問いに、本書で可能な限り回答していきたいと思います。

『「ふるまる」ふるさとの魅力をまるみえに!ふるさと納税サイト』はこちらにて

内閣府地方創生推進事務局「企業版ふるさと納税ポータルサイト」はこちら

総務省 ふるさと納税ポータルサイトはこちらにて

【著者プロフィール】

川崎 貴聖(かわさき・たかまさ)

Redhorse Corporation CEO(Taipei Exchange証券コード2928)、レッドホースコーポレーション株式会社代表取締役会長。Redhorse Corporation のCEO就任から3ヶ月後に、既存事業の改革への着手と同時に、地方創生事業(日本)への異業種参入を決断。会社を新旧両面から改革した。その過程で2016年に台湾市場でのIPOを成功させ、30代の外国籍の経営者の企業改革、及び、台湾上場の軌跡は、台湾の多くのメディアに取り上げられた。
レッドホースグローバル株式会社代表取締役。レッドホースメディア株式会社取締役。
「異質の融合」による価値創造を信じ、バックグラウンド・国籍の異なる逸材を探しては巻き込みながら、事業家と投資家の両側面から多国籍・多文化のスタートアップを設立。
KPMG LLP(現あずさ監査法人)入所後、株式会社コーポレイトディレクション(CDI)に参画。後に同社アソシエイトパートナー及びCDI中国(上海)の総経理に就任。
1979年生まれ。東京大学農学部卒。香港科学技術大学(HKUST)MBA。公認会計士。一般社団法人日本インバウンド連合(JIF)理事。
主な著書に「異質を巻き込む力(PHP研究所)」。

レッドホースコーポレーション株式会社 | REDHORSE Corporation HP

 

【目次】
はじめに

<第1章>寄付業界のパラダイムシフト

ふるさと納税の存在感 ─── 寄付の4割
ふるさと納税の描いた理想郷
「試運転」から「本番」へ

大臣通達を読み解く
パラダイムシフトの渦中

<第2章>寄付者視点に立脚したマーケティング戦略

何をもって成功とするか?
資金獲得プラスαを獲得するとは
ファンドレイジングの3つの成功要因

マーケティングが命
寄付者の「効用関数」を考える
共感を呼べるか

説得力はあるか

参加意識を与えられるか

リワードの価値の受け止め方は人によって異なる
寄付額は重要な変数

キープ・イット・オール

募集期間と寄付額のトレードオフ
瞬発力と消化力 ─── プロモーションの成否を左右する力
埋もれないための瞬発力
タイトルが顔になる
埋もれないテーマを設定するという逆転の発想も

短時間での消化力

共感性、必然性、合理性、実行可能性の消化
動画とソーシャルメディアは消化手段として抜群に優れている
ポータルサイトの選び方
誰が指揮者になるか

実行部隊を確保しよう

前身となるいくつかの事例
日本人の寄付者の現在地

寄付経験の蓄積という側面からのふるさと納税を評価する
日本的発展プロセスの過渡期

<第3章>ふるさと納税型寄付市場の未来予想図

6タイプの登場人物

ふるさと納税とクラウドファンディングの間の「支点」
リワードの意思決定

自治体の4つの行動類型
タイプ1/テストマーケティング型
タイプ2/ゼロベース型
タイプ3/マルチチャネル型
タイプ4/サブブランディング型
企業(ポータルサイト)の3類型
寄付者は分化していく

モノとコトのプロモーションの難易度の違い

中期的には「選択をせまられる」世界へ

<第4章>理想的な日本型寄付社会を描いてみる
(1)寄付目的主導型市場へ

(2)地域産品の国内通販と越境EC
(3)寄付市場の全体最適化

(4)寄付文化とブロックチェーン技術の融合

<第5章>レッドホースの挑戦
裏方から表へ
全方位宣言
ふるさと納税型クラウドファンディングのご提供サービス
(1)コンサルテーション
(2)リワード設計

(3)プロモーション

・寄付者との接点の強さとボリューム
・日本在住外国人向けプロモーション
・動画とソーシャルメディア
(4)執行支援

おわりに ─ 善意が国を動かした日

 

【書籍情報】

判型:四六判並製

頁数:128ページ

ISBN978-4-88144-244-9

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善意立国論:ふるさと納税型クラウドファンディングが拓く「日本創生」の未来 表紙

価格(税込):1,296円

発売日:2018年3月31日